日本のバブル全盛期の1989年~1991年、アメリカの ”C+C Music Factory” とともにディスコ(クラブ)シーンを席巻したのが ”ブラック・ボックス / Black Box” でした。代表曲とともに「看板女性は歌っていない」事実をお知らせします。(文中敬称略)
”ブラック・ボックス / Black Box” バブル絶頂期にブレイクしたイタリアのハウス・ミュージック・グループ
イタリアのハウス・ミュージック・グループ ”ブラック・ボックス / Black Box” は、1989年のシングル曲および1990年にリリースした1枚のアルバム ”ドリームランド / Dreamland” で世界中のクラブシーンを席巻しました。
”ドリームランド / Dreamland” 衝撃のファースト・アルバム
1990年5月にリリースされた1stアルバム ”ドリームランド / Dreamland” は、前年1989年にヒットしたシングル曲 “ライド・オン・タイム / Ride On Time” を含む全9曲。
”Dreamland” からのシングルカット3曲が全米ダンスチャートNo.1
アルバム『ドリームランド』からシングルカットされた3曲は、いずれも全米ダンスヒットチャートのNo.1を記録しました。
アルバムの全曲が聴き応えあり
冒頭から紹介した全米No.1ヒットの3曲の以外にも秀作ぞろい。
アース・ウィンド・アンド・ファイアーのカバー曲も
”Fantasy” はアメリカのソウル・グループの大御所 ”Earth, Wind & Fire” のヒット曲のカバーです。
実際の女性ボーカルはPVに現れない→マーサ・ウォッシュ / Martha Wash
ところで、上で紹介したミュージック・クリップに登場して、リップシンク (lip sync=口パク) を行っている女性ダンサーはフランス人の ”Katrin Quinol” 。昼はモデル、夜はナイトクラブでGOGOダンサーの仕事をしている際に Black Box へスカウトされた。(・・・とインタビューで語っていました)
実際に歌っているシンガーは ”マーサ・ウォッシュ / Martha Wash” 。マーサ・ウォッシュは、”C+C Music Factory” の大ヒット曲 ”Gonna Make You Sweat (Everybody Dance Now)” でもリードボーカルを担っていました。 詳しくは別の記事で取り上げます。
とりあえず マーサ・ウォッシュ本人のYouTubeの動画を張っておきます。
デビュー・シングル ”Ride On Time” はいわくつき
なおマーサ・ウォッシュは、ブラック・ボックスのデビュー曲 ”ライド・オン・タイム / Ride On Time” では歌っていません。別のシンガーのボイス・サンプリングを無断利用して訴訟事件へ発展したいわくつきの曲です。詳細は次回に・・・