バブル絶頂期に大ヒットしたディスコ音楽の代表的なグループ2つ。パワフルな歌声を裏で支えたのは マーサ・ウォッシュ / Martha Wash でした。1980年にはビッグ女性デュオを組んで人気を得ていました。(文中敬称略)
バブル絶頂期にディスコ・クラブシーンで大ブレイクした代表的な2曲は口パク
日本ではバブル最盛期にあたる1990年前後にヒットしたハウス・ミュージックの代表曲2つには共通する特徴があります。PV(プロモーションビデオ)に登場する女性はリップシンク(Lip-sync=口パク)です。
C+C Music Factory ”Gonna Make You Sweat (Everybody Dance Now)”
アメリカのダンス・ポップ・プロジェクト C+C Music Factory の女性ボーカル ゼルマ・デイビス / Zelma Davis がメインで歌っている他の曲もあります。
しかし代表曲である Gonna Make You Sweat (Everybody Dance Now) のパワフルで最も印象的なパートはリップシンクです。
C+C Music Factory – Gonna Make You Sweat (Everybody Dance Now) ft. Freedom Williams
Black Box ”Everybody Everybody”
イタリアのハウス・ミュージック・グループ ブラック・ボックス / Black Box の看板女性、フランス人の Katrin Quinol はモデル&ダンサーであってイメージ専用です。歌っていません。 表情が素晴らしくて好きですけど。
Black Box – Everybody Everybody
実際のボーカルは ”マーサ・ウォッシュ / Martha Wash”
ハウス・ミュージックの代表曲2つのボーカルを務めるのは、アメリカのシンガー マーサ・ウォッシュ / Martha Wash です。
The Legendary Martha Wash EPK
ビッグ女性デュオ ”トゥー トンズ オー ファン / Two Tons Of Fun”(ウェザー・ガールズ / The Weather Girls)
1953年12月にサンフランシスコで生まれたアフリカ系アメリカ人シンガーのマーサ・ウォッシュ。
マーサ・ウォッシュは、1970年代の後半に(ドラァグクイーンのミュージシャンとして知られる) シルヴェスター / Sylvester James のバックコーラスとして活躍した後、1980年に アイゾラ・ローズ / Izora Rhodes と トゥー トンズ オー ファン / Two Tons Of Fun を結成しました。
Two Tons Of Fun(後に ウェザー・ガールズ / The Weather Girls に改名)は、”I Got The Feeling” や ”It’s Raining Men” といったヒット曲を生み出しています。
The Weather Girls – It’s Raining Men