アメリカのフォーク音楽(2人組)ユニットの ”サイモン&ガーファンクル / Simon & Garfunkel” は人気絶頂の1970年に事実上解散しました。しかし1981年にチャリティー・コンサートで一時的に再結成。1982年には来日もする等、ブーム再燃が印象的でした。(文中敬称略)
サイモン&ガーファンクルの再ブームが沸き起こった1981~1982年
”ポール・サイモン / Paul Simon” (下のアルバムジャケット右)、”アート・ガーファンクル / Art Garfunkel” (同左)は1957年に ”トム&ジェリー / Tom & Jerry” としてコンビを組み、1964年に “サイモン&ガーファンクル” に改名します。
1965年の ”サウンド・オブ・サイレンス / The Sound of Silence” の大ヒット以降にヒットを連発し、1970年にグラミー賞を獲得して人気絶頂のときに、事実上解散してしまいました。
事実上の解散以降、10年以上が経過した1981年にニューヨークのセントラル・パークで再結成チャリティー・コンサートを開催。50万人以上の観客を動員して大きな話題となりました。
またその後ワールドツアーも行い1982年には来日公演も実現。当時の私は高校1年生。雑誌の(興奮を抑えられない様子の)記事や、フォークソング好きのクラスメートの大騒ぎが印象に残っています。
全米No.1ヒットのシングル3曲
サイモン&ガーファンクルの全米ヒットチャートNo.1のシングル曲は3つあります。1981年9月のニューヨークのセントラル・パークで行われたコンサートの映像で視聴してみましょう。
サウンド・オブ・サイレンス / The Sound of Silence
1967年公開の映画『卒業 / The Graduate』の挿入歌としても大ヒットしたサイモン&ガーファンクルの代表曲。
Simon & Garfunkel – The Sound of Silence (1965年)
ミセス・ロビンソン / Mrs. Robinson
”ミセス・ロビンソン / Mrs. Robinson” も映画『卒業 / The Graduate』のサウンドトラックでした。
Simon & Garfunkel – Mrs. Robinson (1968年)
明日に架ける橋 / Bridge over Troubled Water
サイモン&ガーファンクルの最大のヒット曲。しかし、この曲がタイトルとなったアルバム『明日に架ける橋 / Bridge over Troubled Water』の大成功(グラミー賞最優秀アルバム賞)の裏で、二人の音楽的対立が決定的となり、この1970年で事実上解散します。
Simon & Garfunkel – Bridge over Troubled Water (1970年)
その他ヒット曲の一部
全米No.1にはなっていない数多くのヒット曲も歌われました。個人的に好きな曲を2つ・・・
スカボローフェア / Scarborough Fair
Simon & Garfunkel – Scarborough Fair (1967年)
ボクサー / The Boxer
日本のバンド「アリス」が好きな人なら気がつくと思います。「ライラライ ラライ…」というアリスのヒット曲『チャンピオン』でお馴染みのフレーズが登場します。アリスの曲がこの『ボクサー』のオマージュであることが想像できます。
Simon & Garfunkel – The Boxer (1969年)