2008年前後によく聴いていたミュージシャンはノラ・ジョーンズ(Norah Jones)でした。癒し系の彼女の曲にハマったきっかけは実は映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』。父親のラヴィ・シャンカルはインドの超大物シタール奏者。(文中敬称略)
ノラ・ジョーンズの聴き始めは映画から
実は私がノラ・ジョーンズを聴き始めたきっかけは映画のサウンドトラックでした。
2003年にグラミー賞を総なめにしたノラ・ジョーンズの名前は耳にしていましたが、それまでは積極的に彼女の曲を聴こうとしていませんでした。
Norah Jones – Don’t Know Why
映画「マイ・ブルーベリー・ナイツ」にハマった
ところが、2007年に公開された『マイ・ブルーベリー・ナイツ』(香港のウォン・カーウァイ監督による初の英語映画)をWOWOWで観てから、ノラ・ジョーンズに強い関心を持つようになりました。
主演はジュード・ロウとノラ・ジョーンズ。ウォン・カーウァイ監督の特有の美しい映像とノラ・ジョーンズのしっとりとした音楽に、まったりできる映画です。「大きな盛り上がりがない」と批判する人もいますが私は好きです。
マイ・ブルーベリー・ナイツ(予告編)
ノラ・ジョーンズ来日公演、前回は2017年4月
ノラ・ジョーンズの5年ぶりに行われた2017年の来日公演は、4月15日(土)日本武道館へ観に行きました。
観客が総立ちになって盛り上がるような曲が特にあるわけでもありません。多彩なジャンルの曲を次々と演奏し「あれ、終わっちゃた?」みたいな印象でした。
心地よい歌声にウトウトしちゃいました(良い意味で)。
ノラ・ジョーンズの父親はインドのシタール奏者
ノラ・ジョーンズがメジャーになってからもうすでに15年経過しました。
もはや彼女がインドの音楽界の大御所であるシタール奏者ラヴィ・シャンカル(Ravi Shankar)の娘だということを知らない人も多いと思います。
ラヴィ・シャンカル(Ravi Shankar)
Ravi Shankar – Tenth Decade in Concert: Live In Escondido (Raga Mala – clip 2)
ビートルズにも影響
ラヴィ・シャンカルは、ビートルズ時代からジョージ・ハリスンのシタールの師匠でもありました。
RT @SFJAZZ: READ: #EastMeetsWest—Indian Classical Music & Jazz http://t.co/cIMoQgF4L1 (George Harrison & Ravi, 1967) pic.twitter.com/msWdcADjtQ
— Ravi Shankar (@ragaravishankar) 2015年9月22日
娘のアヌーシュカ・シャンカルもシタール奏者
ノラ・ジョーンズの「腹違いの妹」にあたるアヌーシュカ・シャンカルもシタール奏者としてイギリスで活動しています。
WATCH: @ShankarAnoushka performs on the sitar that once belonged to Ravi, and is now on display at the @britishmuseum – https://t.co/W9Xm6LmJxM
— Ravi Shankar (@ragaravishankar) 2017年12月25日
脱線しますが、下のツイート画像はアヌーシュカ・シャンカルの指の傷。このクラスのシタール奏者でもこんな傷が出来てしまうのですね。痛々しい・・・
I’ve been practicing! 😜😩😔😃 pic.twitter.com/5D3u2bt6S9
— Anoushka Shankar (@ShankarAnoushka) 2018年4月15日
ノラ・ジョーンズ自身の音楽性向は母親の影響
偉大な音楽家を父親に持つノラ・ジョーンズですが、彼女が3歳のときに両親は離婚。
彼女の音楽は母親の趣味のレコードに強い影響を受けたとのこと。
父ラヴィ・シャンカルと母スー・ジョーンズの娘としてニューヨークにて出生。3歳の時に両親は離婚、ニューヨークから2000キロ以上離れた母の故郷テキサス州ダラス近郊グレープヴァインに転居。
生活を支えるために母スーは看護師として働き始め、兄弟もいないノーラは家で一人となり、母が持つ膨大な数のLPレコードで寂しさを紛らわせた。
彼女は、そこから強い音楽的影響を受け、次第に地元テキサスで愛されたカントリー・ミュージックや当時流行のソウル・ミュージックのお気に入りの曲をピアノで弾き歌うようになった。
5歳のとき教会の聖歌隊合唱団に所属。7歳頃にピアノのレッスンを受け始め中学生頃にはアルト・サックスを吹くこともあった。
ノラ・ジョーンズ Wikipedia より引用