ツイスト&シャウト / Twist & Shout という曲が好きです。オリジナル曲へ遡って聴いてみると、R&B色が強いサウンドから始まり、ビートルズのカバー以降はロック色が濃くなっていく様子が分かって面白いですよ。(文中敬称略)
”ツイスト&シャウト”ビートルズ初期で最も好きな曲の1つ
初期の ビートルズ / The Beatles で私が最もお気に入りな曲の1つは、実は Twist & Shout / ツイスト&シャウト です。
ビートルズの1963年のデビューアルバム PLEASE PLEASE ME / プリーズ・プリーズ・ミー に収録されています。
The Beatles – Twist And Shout (Remastered 2009)
ビートルズの Twist & Shout はジョン・レノンの声がキーポイント
ツイスト&シャウトでリード・ヴォーカルを務める ジョン・レノン / John Lennon のシャウトがたまらなく良いのです。
下のエド・サリヴァン・ショーに出演時の動画では、ジョンの歌声のキレが良くありませんね。
ビートルズのこの曲の重要なポイントが「ジョンの絶妙なシャウト」である事実をよく示しています。
The Beatles – Twist & Shout – Performed Live On The Ed Sullivan Show 2/23/64
ツイスト&シャウトのオリジナルをさかのぼる
ビートルズのお気に入りの曲と紹介しましたものの、ツイスト&シャウトは実はカバー曲です。
オリジナル曲をさかのぼってみます。
登場したのは1961年のトップ・ノーツ
ツイスト&シャウトが初めて登場したのは1961年、アメリカの The Top Notes / トップ・ノーツ がリリースしたシングル曲でした。
シャカシャカと軽快なサウンドで、ビートルズの演奏とは印象がかなり違います。
アイズレー・ブラザーズがカバーした曲がヒット
ツイスト&シャウトがヒットしたのは、 アイズレー・ブラザーズ / The Isley Brothers が1962年にカバーした曲でした。
The Isley Brothers – Twist & Shout
ビートルズ以外にもカバーするアーティスト多し
アイズレー・ブラザーズの曲のヒットのあと、ツイスト&シャウトをカバーしたのはビートルズだけではありませんでした。
ブルース・スプリングスティーンはロックの王道?
アメリカのロック・スター ブルース・スプリングスティーン / Bruce Springsteen がカバーするツイスト&シャウトは、より迫力が増したロック色の強いテイストとなっています。
Bruce Springsteen – Twist & Shout / La Bamba (Live)
若手バンド”ザ・ヴァンプス”はビートルズへのオマージュ?
イギリスのロックバンド The Vamps / ザ・ヴァンプス のカバーです。The Vamps は(L’Arc〜en〜Cielのボーカリストhydeが結成する)日本の VAMPS とは別物です。
ビデオの冒頭には、ジョン・レノンの有名なシーンが挿入されています。
イギリス王室が臨席するショーで「安い席の皆さんは拍手をしてください。あとの方々は宝石をジャラジャラ鳴らしてください」と、痛烈なジョークを言い放つ場面です。
Twist And Shout (Cover By The Vamps)
変わり種は”ソルト・ン・ペパー”のラップバージョン
アメリカの女性ヒップホップ・グループ ソルト・ン・ペパ / Salt-N-Pepa です。
このグループに関する日本語版のWikipediaはありません。 Where are they now?で詳しく紹介されています。
Salt-N-Pepa – Twist & Shout