英国ヘンリー王子のロイヤルウェディングで合唱が行われた『スタンド・バイ・ミー』。ベン・E・キングのオリジナル曲は1962年リリース、1986年の映画でリバイバルヒットしたもの。ジョン・レノンのカバーバージョンも素晴らしいので聴いてください。(文中敬称略)
英国ロイヤルウェディングで「スタンド・バイ・ミー(Stand By Me)」のアカペラ合唱
2018年5月19日に行われた英国のロイヤルウェディング(ヘンリー王子と米女優メーガン・マークルさんの結婚式)には、ちょっと驚かされました。
米国のソウルナンバーである「スタンド・バイ・ミー(Stand By Me)」の合唱が行われたのです。
18 million watched Prince Harry & Meghan Markle’s Royal Wedding on TV in the U.K. https://t.co/LS0ntnwjKv pic.twitter.com/NocxmwzMRF
— billboard (@billboard) 2018年5月21日
異例づくしのメーガン妃の結婚式にふさわしく、伝統と現代の融合で新しい王室示す
離婚歴あり、母親がアフリカ系(父親は白人)の女性が英国王室に入るのは初めて。
王室に新しい風を吹き込んだメーガン妃の結婚式にふさわしく、伝統を重んじながらも、異例な演出がいくつもありました。
英国ロイヤルウェディングで、米国のソウルミュージック「スタンド・バイ・ミー(Stand By Me)」が合唱された
異例な演出のなかで最も印象的だったのは「スタンド・バイ・ミー」のアカペラ合唱でした。この曲の新たな魅力を教えてもらいました。
‘Stand by Me’ performed by Karen Gibson and The Kingdom Choir – The Royal Wedding – BBC
オリジナルは1962年リリースの「ベン・E・キング」のナンバー
ロイヤルウェディングで歌われた「スタンド・バイ・ミー(Stand By Me)」のオリジナルは、アメリカのソウル歌手「ベン・E・キング」が1962年にリリースした曲です。
ベン・E・キングが歌う「Stand By Me」は、1986年に映画『スタンド・バイ・ミー』の主題歌としてリバイバルヒットします。
Ben E. King – Stand By Me (Official Vinyl Video)
ベン・E・キングは、2015年4月30日に亡くなりました。
亡くなる4年前の2011年。そう東日本大震災があった年の11月。
ベン・E・キングは来日公演を行うとともに、坂本九の『上を向いて歩こう』を日本語で歌って、日本の人々を勇気づけようとしてくれています。
あまり知られていないかもしれませんが、心温まるエピソードです。
ジョン・レノンがカバーする「スタンド・バイ・ミー」も絶品
私がベン・E・キングのオリジナル「Stand By Me」よりも多く聴いていのは、ジョン・レノンのカバーによる曲です。
通常のカラオケ店には、ちゃんとジョン・レノンのバージョンがありますね。
Stand By Me – John Lennon(1975年)
John Lennon の「Stand By Me」は、1975年のアルバム「ロックン・ロール」に収録されています。
“I had no idea about doing music as a way of life until rock and roll hit me and then when rock and roll hit me that changed my whole life.”#OnThisDay, 17th February 1975, John released his album Rock’N’Roll. pic.twitter.com/kD221LddSf
— John Lennon (@johnlennon) 2018年2月17日
この「ロックン・ロール」というアルバムは、ジョン・レノンが愛したロックのスタンダードナンバーばかりが収録されており、全曲が聴き応えあります。
おススメです。