当ブログの記事 デュラン・デュラン音楽的特徴はダンスミュージック×シンセポップ に「”デュラン・デュラン / Duran Duran” の音楽の特徴として二面性がある」ことを書きました。その特徴の一つ「ビートの効いたダンスミュージック」を知るためには、一部メンバーが別に組んだバンド ”パワーステーション / The Powerstation” を聴いてみると良いです。(文中敬称略)
デュラン・デュランの一面「ビートの効いたダンスミュージック」
パワーステーションは、デュラン・デュランの ”アンディ・テイラー / Andy Taylor” が ”ロバート・パーマー / Robert Palmer” に対して「昔から大ファンだった。是非一緒に」と猛烈なアタックを行って誕生したバンドです。
なおロバート・パーマーは、ソロアルバムの製作を優先するために、パワーステーションへの参加はレコーディングとテレビ出演のみで、ライブツアー前に脱退しています。
パワーステーションの参加メンバーは次の4人。
ロバート・パーマー / Robert Palmer | ボーカル | (ソロ・シンガー) |
アンディ・テイラー / Andy Taylor | ギター | デュラン・デュラン / Duran Duran |
ジョン・テイラー / John Taylor | ベース | デュラン・デュラン / Duran Duran |
トニー・トンプソン / Tony Thompson | ドラム | シック / Chic |
1985年、ファースト・アルバムがヒット
パワーステーションは、1985年にファースト・アルバム ”ザ・パワー・ステーション / The Power Station” を発表します。プロデューサーは、アメリカのR&Bバンド”シック / Chic” の ”バーナード・エドワーズ / Bernard Edwards” でした。
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全米トップ10入りしたシングル曲
ファースト・アルバム ”ザ・パワー・ステーション / The Power Station” からシングルカットされた2曲は、全米ヒットチャートでTOP10入りの大ヒットとなりました。
サム・ライク・イット・ホット – Some Like It Hot
1985年3月リリースの ”サム・ライク・イット・ホット / Some Like It Hot” は、英14位・米6位(#14 on the UK Singles Chart and #6 on the US Billboard Hot 100)。
The Power Station – Some Like It Hot
ゲット・イット・オン – Get It On
1985年5月リリースの ”ゲット・イット・オン / Get It On (Bang A Gong)” は 、英22位・米9位。
The Power Station – Get It On (Bang A Gong)
パワーステーションは1996年に再結成、セカンドアルバム発表
パワーステーションは、1996年に再結成し、セカンドアルバム ”リヴィング・イン・フィア / Living In Fear” を発表しました。
ベーシストは 1stアルバム ”The Powerstation” でプロデュースを担当した ”バーナード・エドワーズ / Bernard Edwards” でした。
しかしバーナード・エドワーズは、”シック / Chic” として日本武道館で来日公演を行った際にホテル・ニューオータニで急死(死因は病気説や薬物過剰摂取説など定かでない)。同年12月に行われたパワーステーションの来日公演にバーナード・エドワーズの姿はありませんでした。