当ブログの記事 デュラン・デュラン音楽的特徴はダンスミュージック×シンセポップ に「”デュラン・デュラン / Duran Duran” の音楽の特徴として二面性がある」ことを書きました。その特徴の一つ「ヨーロッパの耽美主義(たんびしゅぎ=美を何よりも優先させる)をベースにした陰あるシンセポップ」を知るためには、シンセポップ・ユニットの ”アーケイディア / Arcadia” を聴いてみると良いです。(文中敬称略)
デュラン・デュランの一面「陰あるシンセポップ」
デュラン・デュランの ”ジョン・テイラー / John Taylor” と “アンディ・テイラー / Andy Taylor”が別のロック・バンド ”パワーステーション / The Powerstation” を結成してダンスミュージックを演奏する一方、残りの3人でシンセポップ・ユニット ”アーケイディア / Arcadia” として活動を行いました。
アーケイディアの参加メンバーは次の3人。
サイモン・ル・ボン / Simon Le Bon | ボーカル |
ニック・ローズ / Nick Rhodes | キーボード |
ロジャー・テイラー / Roger Taylor | ドラム |
アルバムは1枚のみ ”情熱の赤い薔薇 / So Red the Rose”(1985年)
アーケイディアが発表した唯一のアルバムは、1985年の ”情熱の赤い薔薇 / So Red the Rose” です。
アルバム ”So Red the Rose” には大物アーティストも参加しています。
- デヴィッド・ギルモア / David Gilmour[ピンク・フロイド]
- スティング / Sting(「The Promise」のバック・コーラス)
- アンディ・マッケイ / Andy Mackay[ロキシー・ミュージック]
- ハービー・ハンコック / Herbie Hancock
- グレイス・ジョーンズ / Grace Jones(「The Flame」のバック・コーラス)
- 土屋昌巳
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(2010 Remastered Version)
全米トップ10入りしたシングル曲
アーケイディアのアルバム ”情熱の赤い薔薇 / So Red the Rose” からシングルカットされた曲も、パワーステーションと同様に、全米ヒットチャートでTOP10入りの大ヒットとなりました。
エレクション・デイ – Election Day
1985年10月リリースの ”エレクション・デイ / Election Day” は、英7位・米6位(#14 on the UK Singles Chart and #6 on the US Billboard Hot 100)。
Arcadia – “Election Day (7″ Version)”