2017年に結成50周年、ブラス・ロックの先駆者「シカゴ」。1982年の大ヒット曲「素直になれなくて(Hard To Say I’m Sorry)」のタイトルを見た高校の国語の先生がいたく感動していたのが忘れられません。
高校の国語教師がタイトルに唸ったシカゴの「素直になれなくて」
高校の国語の先生は変わり者でした。教科書をほとんど無視して自分が選んだ本で授業を進めます。
小説の一節を黒板に書きながら、時々その文章に感極まって涙を流し始めたり…たいへん感受性の強い先生でした。
そんな先生がある日、教室の後ろの黒板に生徒が落書きしていた「ヒット曲ランキング」に目を留めました。
そして
「うーむ・・・『素直になれなくて』って良いタイトルですね・・・素晴らしい・・・」
とため息をついたのです!!
「素直になれなくて」Chicago – Hard To Say I’m Sorry/Get Away (1982年)
当然ながら(本の虫かつ変人の)国語の先生は「素直になれなくて」を聴いたことなんかなかっただろうし、この曲が洋楽であることも知りません。
それでも感動してしまう人がいるわけですから「タイトルはおろそかにできない・・・」と心から思いました。
もはや伝説的な「ブラス・ロックバンド」”シカゴ(Chicago)”
シカゴのデビューは1969年。2017年には結成50周年を迎えた歴史あるバンドです。
ロックに金管楽器(ブラス)を取り入れたことで「ブラス・ロック」の先駆者と呼ばれます。
ロックのアレンジを基調とし、ジャズの要素を加味してトランペットやトロンボーンなどの金管楽器(ブラス)を前面に押し出した音楽性が特徴。1960年代後半から1970年代前半に流行した。
ブラス・ロック – Wikipedia より引用
1976年、全米・全英チャートNo.1 「If You Leave Me Now(愛ある別れ)」
シカゴの全米No.1ヒット曲の動画リンクを張っておきましょう。
「愛ある別れ」Chicago – If You Leave Me Now (1976年)
2016年CNN特集「シカゴ”音楽は時を超える”」
長きにわたり活動を続けるシカゴを2016年に(アメリカのニュース放送局の)CNNが特集を組んでいました。
Chicago: ‘This music has transcended time’