アメリカのシンガーソングライター ビリー・ジョエル のアカペラ曲「The Longest Time」は、実は全てのパートをビリーが一人で歌っています。YouTube上で最近のアーティストたちが多重録音を再現しています。(文中敬称略)
実は一人コーラスの多重録音”The Longest Time”
まずは、ビリー・ジョエルの1983年の大ヒットアルバム Innocent Man / イノセント・マン に収録されている The Longest Time / ロンゲスト・タイム のPV動画を視聴してみましょう。
Billy Joel – The Longest Time (Official Video)
ビデオではあたかも、ビリー・ジョエル・バンドのメンバーがバック・コーラスをしているように見えます。しかし実際は、ビリー・ジョエルが全てのパートを歌って多重録音しているのです。
アルバム発売当時のレコードのライナーノーツにも「バックコーラスがしっくりこなかったので、全部自分でやってみたら意外と良かった」という趣旨のビリー・ジョエルのコメントが書かれていたのを記憶しています。
YouTubeにある一人コーラスの”The Longest Time”
ビリー・ジョエルが一人コーラスをしている事実を知っているのでしょう。YouTubeには実際に一人で全パートを歌う様子を見せる動画がいくつかあります。
ここでは2つの作品を紹介しましょう。
Chris Bandy
アメリカのアーティスト Chris Bandy の一人パフォーマンス。
「ビリー・ジョエルもこんな感じで歌い分けしていたのだろうな」と想像できる出来栄えです。
The Longest Time — Chris Bandy
Anne Reburn
同じくアメリカの Anne Reburn の作品。表情が豊かでキュートです。彼女の作品は日本のアマゾンでも購入できます。
The Longest Time – Anne Reburn